1週間前、ツタヤでDVDを借りた。
いつもDVD借りるときは大抵借りたところで満足しちゃう。
お店で「お、これちょっと面白そう」という感情は
家に帰る頃には無くなっているのである。
家に帰るどころか、もしかしたらお店のドアをくぐった瞬間に消えてるかもしれない。
なんなら家に帰ってレンタル袋?を開けようものなら
観たいと思うどころか、観るのがめんどくさいとさえ思う。
何のために借りたのかわからないけど、わかるひとにはわかる感覚だと思う。
ちなみに本とかもそう。
借りても借りただけで満足して読まないで返却するパターンが多い。
けどDVDと違うのは、本はなんとなく諦め切れる。
なんでか。それは、
読むスピードが遅いのでまじめに読んだとしても
返却期限までに読み終えられる可能性が低いからだ。
けどDVDはというと、長いものでもせいぜい3時間くらいで終わる。
ツタヤの場合、1週間という貸し出し期間がある中の3時間はほんの少しだ。
そのほんの少しの時間にさえ費やすことができない。
そのまま観たいという感情は湧かないままズルズルと時間は過ぎていき、
結局観ずじまいで返却する。なんなら返却することさえ忘れて1日過ぎてから
「これ結局観てないや〜☆」って気づくこともあるし、なんなら今日がその日である。
ちなみに今回は、返却期限が昨日なことに今朝気づいた。
最寄りのツタヤは翌日10時までにお店の前にある返却ボックスに入れればセーフ。
「なんだまだ間に合うじゃん!」と気づいたのは12時のことだった。もはや今朝じゃない。
そこで俺は初めて自分の無様さにショックする。
けど俺は至って冷静なのである。
素人ならここで怒りに我を忘れてすぐ返す。
けどプロは違う。すぐには返さない。
仮に今返しても、延長料金を請求されるのは周知の事実なのである。
しかし、その延長料金は今日いっぱい一律なのでもある。
ここでさらに素人は「明日の10時まで一律だよバーカ」って思うかもしれないが、
それこそバカなのである。なぜなら、期限を延長したレンタル品は返却ボックスには入れないで
お店が開店してる時間帯に直接レジで精算しなきゃ行けない。
つまり明日まで返さないで見ておくと、2日分の延長料金が取られることになるのである。
ということは今日中にDVDを鑑賞した後、お店が閉まるまでにレジに持って行けば、
お金こそ払うものの、なんとなく得した気分になれるのである。
これこそがプロの成せる業なのである。
NHKの某「私の仕事流儀」系番組もそろそろオファーする頃である。
ナレーション(あなたにとって仕事とは?)
僕「他者への礼儀の延長線上ですかね」
僕「期限をすぎたモノを返却ボックスに入れるなんて不貞の極みである。
レンタル品はちゃんと規定に従った上で借りることを心がけるべし。」
期限過ぎてるお前が言うなという反論は受け付ける。